美人骨 後編 どこぞの皇室っぽい

出自の怪しい出来の悪い悪意を持った弟が、正統な跡取りで出来の良い兄に嫉妬丸出して悪意をぶつける展開に、最近のどこぞの皇室で見られる話じゃないか?と思ってしまいました。

弟は先代の後妻の息子だが、どうも先代の弟の種らしい。正統な跡取りの兄が学者で研究者なのを良い事に跡取りになろうと色々と事業を展開してるが、やばいのに手を出して資金繰りが難しく、跡取りの目がなくなった今、兄と兄嫁の命を狙っている。兄夫婦が死ねば自分が跡取りになれると目論んでいる。

弟の嫁も兄狙いが叶わず、仕方なしに弟の嫁になってるクズ女。悪口叩かれて妊婦を池に突き落としたりしてもうやむやに許されてたり。

この弟夫婦は一族の跡取り目当て、金目当てで好きでもないのに結婚したが、それぞれ好きな相手は他にいるので、別れる事に。

この不潔極まりない弟夫婦に比べて、主人公達兄夫婦は本当に清らかさん。

一族の犠牲になったとも言える義母もそこを見抜いて、時宜に悪意を持つ者も多く悪人だらけの一族に敢えて入り込むのは賛成出来ないと。

普通のちゃんとした立派な家庭で両親も家族も友人も仕事仲間も良い立派な人達に恵まれているのに、こんな一族に入らなくても良いのでは?と。

 

義母は時宜が気に入らなくて反対してたのではなかったのですね。

 

自分の息子の悪っぷりも分かっていそうです。

 

でも、もう代替りするので、家風も変えていけば良い話。結局、周生辰と時宜がこれから変えれば良いだけ。

だから従兄弟の小仁が一族の長老達から大兄の嫁はどこの一族かと聞かれた時、皆が知らない関係ない外の人だよと。ああ、これで変わっていくなと長老達も新しい風を皆も期待している様子だった。

義母は一族のために自分の人生が犠牲になったのを恨んでいたから、嫁にはそうさせたくなかったのだろうけど、何も同じように犠牲を払う必要はない事に気づいていなかったようだ。

 

古い家のしきたりも大事なところもあるけど、代々でつもり重なった悪弊は取り除くべき。

 

中でいると気づかないものです。名家に相応しい格式と人格も兼ね備えた時宜を見て、一族だからと出来の悪さを目溢しされて悪さも許されて来た人達のコンプレックスを刺激してしまったようです。

非の打ち所がない嫁に色々と劣る姑や弟嫁が嫉妬心を爆発させて嫌がらせをしまくる話、どこかで聞いたような。

 

これで、時宜が女の子しか産めなかったりしたら、跡取りの資格なしとかで一族から排斥されたりするかも。

 

義母に夫のどこが好きかと聞かれて、可愛いところと答えた時宜。

周生辰の純粋培養王子様っぷりが可愛くて、時宜は彼の言葉や仕草、行動を可愛いなといつも愛でているのが言葉で語られて、やっぱりそうだったんだとにんまりしました。

見てる側も奥手すぎる彼を少しづつ手なづけて距離を縮めていくのを一緒に楽しんでました。

前世では何も出来なかったから、二人には今世ではあれもこれも一杯やって欲しい。

色々な幸せな体験を二人でやって欲しいと願っています。

なんだかドラマでこう言うカップルを応援するのは初めてで、面白いと思いました。