星漢燦爛 43話44話 本当の黒幕は誰?

凛不疑のウー・レイ君、カッコいい!

アクションが冴え渡りますね。寿春のボン・クンの所に参上した時のシルエットだけでもカリスマ性漂うカッコ良さでした。

蒼穹の剣」の時は、まだ頬も丸い可愛い少年ぽさが抜けてなかったウーレイ君でしたが、殺陣が多い武侠物だったからかなり勉強になったと思うのですよね。

あの頃から上手かったけど、大人になって本当に見栄えのする男主となりました。

 

本当に演技も上手いし、カッコよくて綺麗な俳優さんになって、嬉しいです。

若手の俳優さんにありがちな、僕って可愛いでしょ?な媚びが無いあたりが流石名子役出です。

ろうやぼうの頃の可愛さったら天下一品でしたしね。

その可愛い子が、ほんのちょっとの口元の緩めたり小さな目の表情の変化だけで多くの表現が出来る大人の俳優さんになりました。

最初の鉄仮面の如き怖い武将が、少商と出会う事でどんどん変化して人間味を帯びていく様が見事です。

 

さて、今回は寿春攻略と銅牛県での程始と顔忠の謀反疑惑事件という事で盛りだくさんでしたが、顔も見たことのない名前だけで登場してた人達がいきなり登場したので、え?これは誰?とついていきかねました。

 

取り敢えず纏めてみると、まずはボンクンですが、この人は孤城陥落の黒幕と思われてた人で、先程、王リンが泣く泣く嫁に行った相手ですね。

忍び込んだ凛不疑に襲われるボンクンを見て、死客が来た!と叫んだ妻です。

 

このボンクンによると孤城陥落の黒幕は凛不疑の父親っぽいことを言ってました。

それが本当なら、息子や妻が里帰りしているのを知りながらフォウ家を滅亡させたと言う極悪非道な男ということになりますね。

何故なんでしょう?どんな理由で、そんな事を?

 

次は銅牛県の少商パパの謀反疑惑事件ですが、ボンクンの副将馬栄が、程始と顔忠が銅を持って城を出た隙を狙って入り込み、県知事ら役人を捕まえて城を占拠した様です。

そしてその役人の李逢は引き回しされた時に、程始と顔忠が銅を持ってボンクンに投降したと言わされたみたい。

 

そこへどういうわけか、楼太傅の甥で楼ヤオの兄の楼ホンが説得して副将の馬栄を投降させ牢に入れたところ、牢から火が出て李逢共々口封じされたっぽいです。

その牢にパパを助けるため入り込んでいた少商が、李逢が騙された、口封じされると叫んでいたのを聞いていました。

 

めちゃ楼ホン、怪しいですね!

大手柄とされて都に行く事になっていますが、ここで、李逢の妻が芝居を打って凛不疑と少商に情報を流します。

この妻は賢いですね!

楼ホンに夫が殺されたと分かって復讐しようとしている様です。

この情報で顔忠とその一家の死体が出てきます。そこには程始の従卒もいましたが、程始の死体は無く、まだ行方は知れません。

 

この知らせに宮中では、凛不疑と少商に恨みを持つ左大臣が程始が黒幕だとほざいて、万将軍に肩を脱臼させられます。

この時の袁慎と楼太傅、それぞれ思惑は違えど口を揃えて万将軍に味方します。

袁慎は今回も良いサポートぶりでした。

楼太傅は皇太子の師なので、皇后のためにも少商の味方をしたのでしょう。

 

これは程始が生きて出てきたら解決する案件だと思いますね。

来週の放送できっと無事解決しそうです。

それまで少商と同じく心を痛めて心配しましょう。

 

少商が牢に家族を訪ねるところで、少商ママが大母に言った「元々他人の私があなたに尽くすのは夫の為。夫を愛しているから夫の母であるあなたに尽くしているだけ。」というセリフですが、まさに同じ様な事を私、新婚時に夫とその両親に向かって言ったことがあります。

嫁にきたなら、当然の様に夫とその家族に尽くすのが当たり前と思われたらたまりませんもの。

全て、私の心次第ですよと最初に宣言しておきました。

お陰で、夫の両親からは亡くなるまでとても優しく大事にされたので、私も出来るだけ良い嫁であることが出来たと思っています。

本当に嫌な事一つも、言われた事もされた事もない、よく出来た義両親でした。

この星漢燦爛の少商ママのセリフには私は共感することがとても多いです。

 

今回は鎧の肩の羽が鶏か鴛鴦かがお笑いポイントでしたが、どう見ても私にも鴛鴦と思えます。

でも、あの羽飾り作るためにどれほどの鴛鴦が犠牲になったかと、ちょっと可哀想になりました。

まあ、鴨肉も食べますしエコといえばエコかな。

 

凛不疑の少商の家族は自分にも家族という言葉はとても悲しみのこもった言葉でしたね。

孤独な身の上が暖かい理想の家族を程家に見て憧れる様な、やっと出来た家族を今度こそ守りたい、そんな気持ちが溢れ出ていました。

少商もあなたはもう家族なのだから、私のために自分を犠牲にしないで、自分を大事にしてと。

私があなたを守る、と。凛不疑にとって欲しかった家族からの嬉しい言葉です。

 

血の繋がりのない他人が家族になるわけですから、心の繋がりはとても大事です。

数年前、私の次女の婿さんのお母さんが亡くなり、その前にお父さんも亡くなっていたので、婿さんは両親共に早く亡くしました。

それ以来、私は彼のご両親の代わりに会うたびに色々と今まで以上に身体の事など心配して言葉をかけようと心がけています。

言葉通りに親身になって心配してくれる人が家族だと思うからです。

彼のご両親が生きていたら、きっとこういうふうにおっしゃっただろうと思う言葉ですが。

 

凛不疑の敵討も黒幕が父親かも?でいよいよ闇が深くなってきましたね。果たして、少商と凛不疑はどの様な決断をするのでしょう。

 

その前に、少商パパ、早く無事に帰って来て!

愛され癒し系将軍の帰りを皆が待ってます。