長相思6話7話 葉十七の本名

葉十七の正体が判明しました。

ボロクズからの生還シーンで高貴な神族であろう事は察せられていましたが、塗山景が本名で、大金持ちの名門の跡取り息子だった様です。

 

この世界は、とくにこの清水鎮では人と妖と神の三族が入り乱れて暮らしている様です。

九尾の狐が神族で九頭の蛇が妖族とは、どういう基準なんだ?と思いますね。女媧の位置付けはどないやねん?

相柳は妖族の分類になるので神族では無いという事が分かりました。

今までの中国ファンタジーでは天帝とかは龍族の様ですし、東華帝君とかは石から生まれてたよね。九尾の狐は青丘に住んでる神族だし。

中国ファンタジーでは人間は一番地位が低そう。

 

小夭こと、小六の考えでは人と神の違いはただ寿命の違いだけだ。と言っています。

神族である自分が囚われて虐待された過去も神族であるが故の長い苦しみの年月だったわけで、寿命の長さは大してありがたい事でも無いのを身に染みて知っているから。

 

相柳と二人でコロ湖を手を繋いで歩くシーンはとても美しく、二人の孤独感と悲しみが溢れていて、心に響くシーンでした。

孤独な心を持つもの同士。心の結び付きという点では二人はソウルメイトと言えます。

そもそも種族も違えば同じ神族であっても、姿形で相手を見るのではなく心の形で惹かれ合うのでは無いでしょうか。

相柳も十七も、小六が女性とは分かってますが、姿形は今はおっさんの小六。それでも、独占欲丸出しの愛情で、牽制しあっています。

恋敵同士はその愛情ベクトルに気づいているのに、愛情を向けられている小六は気づいていないのもツボですね。

十七の嫉妬心は分かりやすいですが、相柳の嫉妬心は捩れまくってるので、ちょっと分かりにくい。

小六が自ら会いに来たのが、人間の弟分の結婚の為と知って怒り木から突き落としたり、

神族にはどうせ敵わないから、降参しては?などと言われて激怒したり。

コロ湖デートの後なのに、そんな事言うなんて俺の味方と違うんかい!

と怒る相柳の気持ちもよくわかります。

大して能力差など無いから、戦えば勝つかもだけど本当の仲間はいないのだから、神族の国同士の争いに首を突っ込む事無いのではと、心配しての小六の言葉なのだけど、的を当てるだけに腹が立ったのでしょう。

妖族という事で軍師でありながら味方からも信用度の低い相柳です。

 

今回で塗山景と言う名と身分が明らかになった葉十七。

次回は実家に帰って権力を取り戻すのでしょうか。何故、陥れられたのかとかが、次回では明らかになるかも。

しばらく小夭との絡みはお休みかな?

 

それにしてもソウゲンの従姉妹の阿念、本当に嫌な女ですね。虫ケラの人間に気を使う必要なしと思っているのを取り繕うこともない。

当然のことの様に咎めないそうげんも好感度は地を這うばかりです。いつ上がるのか、これからの展開次第ですね。

小六が小夭と分かってからだと、恋愛としてはもうダメな気がする。

おっさんの姿の小六に十七も相柳も惹かれているのに、ソウゲンは鈍すぎる。

 

今はまだ、女主人公がむさ苦しいおっさんなので、相柳の美しい姿とエロがてんこ盛りなのが、救いです。

多分相柳の愛は報われないだろう予感もあり、一層良きです。