安楽伝 帝梓元、一族の冤罪を晴らし、名を取り戻す

今週の安楽伝は中盤のクライマックスでした。

畳み掛けるように、10年かけての謀略がこれでもかと、帝家一族を陥れた悪人どもを追い詰めていきます。

私的に見どころとしては、皇帝の偽の密書があんなところに!でした。

宮廷の百官を味方につけたのも見事な策でした。

皇家の脅威と見做されたら、全く罪が無くとも証拠をでっちあげて功臣の一族を皆殺しにしたり、罪のない国の為に戦った軍兵八万人も皆殺しに出来るとあれば、恐ろしくて朝廷の大臣を初め群臣達も誰も皇帝には従わないでしょう。

次は我が身と言えますから。

太后が、帝家を陥れたのは皇帝の権威を守る為と言いますが、それだけでは無さそうな気がします。偽物の帝梓元こと帝承恩に対しての様々ないじめには帝家への深い憎しみを感じます。

始祖と天下統一した帝家の爺さんに手酷く振られたとか?

 

取り敢えず見事に一族の冤罪を晴らし、名誉を取り戻し、仁安楽から、帝梓元へ本当の名前を取り戻した主人公です。

おめでとう㊗️🎊

 

皇太子や、安寧公主も覚悟を決めて安楽のこの謀を助けて真実を顕にしました。

親不孝、婆さん不幸になるので、辛かったとは思うけど、安楽の苦しみに比べれば、なんて事ないよね。

皇族一堂、申し訳なかったとまずは謝るべき立場ですよね。

それにしても、皇帝は本当に知らなかったのでしょうか?なんか怪しいよね。

知ってて知らんふりしてると思うな。

 

気の毒だったのは偽物の帝梓元。利用された駒とは言え、元は行き倒れの浮浪児。監禁はされていたけど、お姫様として10年間食べ物や衣服や教育を受けれて、美味しい仕事だったと思うけど?

高望みして夢が破れたから腹が立つけど、元々、自分の物では無いのだから。

 

次回で、皇帝がどの様な仕置きをするのか、楽しみですね。ここで、不公平な裁きをすると国を誤る事態になるので、加減が難しいところです。

せいぜい、皇太后は寺送りぐらいで終わりそうです。

 

まだまだ先があるので、話はこれでおしまいでは無さそう。

 

安楽の勝利は水軍三万の後ろ盾も結構、大きいと思います。いざとなると力技もあるぞと。

力のない者の声など、簡単に握り潰せるから。

 

これからの皇太子と帝梓元の仲はどうなるのでしょう。それも見届けて行きたいですね。