星漢燦爛53話54話 袁慎って袁紹のご先祖様?

恋情を諦めるのでも、ルオ・ジートンと袁慎の終わらせ方の差は天地程の差がある。

ルオのそれは最悪などこまでも自分勝手な恋でしか無かった。

私、この回を観ていて、何度も

「お前は何の関係も無いし!」

と、画面に向かって言いました。

その他大勢のファンでしか無い分際で、主役に無理矢理絡むなよと思いましたよ。

時々、自分の人生に希望を無くして自殺する道連れに憧れのスターを殺すストーカーがいますが、

まさにそのタイプでしたね。

 

それに比べて、袁公子のそれはなんと素晴らしい失恋の昇華であることか!

流石に学識も右に並ぶものがない、名門の貴公子であることよ!

ところで、この少商に別れを告げた時、

いずれ、私は出世して三公にもなり、子孫も繁栄して三公をいっぱい輩出するだろうと言う言葉がありましたが、そこで、私、ピン!と来ましたよ!

 

みんな大好き❤三国志の最初の方で、漢王朝が滅びかけて内乱状態になった時、

一番勢力があったのは、袁紹でした。

袁一族は漢王朝の名門貴族で三公を何代にも渡って輩出した大貴族です。

袁紹の元には曹操劉備などが身を寄せ、本家の袁術には孫権が配下にいました。

まあ、色々あって、曹操との戦いに敗れて、その後、亡くなるわけだけど。

漢王朝の最後まで、名門貴族とはこうあるべきと貴公子達や文人が慕い身を寄せて集まったと言われています。

見た目も高雅で立派だったらしい。

三国志の初めの方で、皇后に何皇后という人がいて早々と殺されてしまうんだけど、何一族も名門で袁一族と共になんとか漢王朝を守ろうと頑張ったのを思い出しました。

何という家名、見覚えありますよね。アーヤオと結婚した何将軍の生き残りの娘で、少商とアーヤオの結婚が無しになった原因の人です。幼い弟に何家を再興させるために、元のが婚約者で陛下から成婚の詔が発せられたあの人です。

 

そして、54話で久々に出て来ました!

 

怪しい陰謀の罠に少商と一緒に嵌められた様なのに、産気づいて大変な事になったところで、来週へ続くとなりました。

 

漢王朝の末期まで、袁一族と何一族が手を取り合って王朝を支えていった様です。

歴史的事実があるので、死にはしないだろうと、安心はしていますが、ドラマの最後で、袁家の家人が襲われて死体が発見されたりで、袁公子の安否も何か嫌な予感がする。

最終回に向けてオールキャストの出演者となるのか?

主人公達の周りに皆、生き残っている人達が集まっているので、どうなるのか最後まで気が抜けない展開となりました。

 

それにしても、少商も不疑も雑魚キャラにまで、絡まれ恨まれ過ぎる。

二人とも、興味のない人達には目もくれないでズバッと切り捨てるタイプだからか。

愛想良くして誤解させるのも良くないけど、もっと断り方も上手くないとね。

容姿が良いとよく告白されるけど、どんな断り方がベストなのか、現在でも中々難しい問題です。

私は全くモテず、娘時代に告白された事が無かったので、そこら辺が分からないまま結婚しました。

時代もあって仲人立てていきなり結婚を申し込んで来る人ばかりで、恋愛に疎い方です。

娘達はそこそこ年頃になると多方面から告白される事も多く、聞いてみると断る時は

「ありがとう😊」と言うだけで、何の言質も与えないで態度で芽はないよと示すそう。

さらに付き合って欲しいと言われると、出来ないと断る。

相手を傷つけないで断る方法の正解はどういうのが正解なのでしょうか?

 

わたしの頃は見合い結婚が殆どで、恋愛結婚なんて不良がする事だったけど、現代では恋愛結婚が殆ど。そう言う意味では現在の方が、恋愛巧者揃いな気がする。

 

王朝時代の結婚は個人の意思など殆ど顧みられないので、皆、不器用すぎる恋愛ばかり。

駄目な人にもそれなりの救いがあって欲しいと願います。

 

制約の多い中だからこそ、皆、恋愛に憧れるのでしょう。

それぞれの行く末を出来ればハッピーエンドで見届けたいです。