ソウゲンの大後悔ターン!
対不起(ごめん)で済んだら警察いらんわ!
ていうか、対不起って言ってないよね!
私が悪かった。間違ってたって言っただけだよね!
中国語の勉強始めて262日になる私ですが、習う前から知ってた数少ない中国語の言葉はごめんなさいで、デブチ。
従兄弟のソウゲン、自分が散々やらかした小夭への仕打ちの数々に対して、ごめんなさいって言ってなかったよね?
録画を何回もも巻き戻して聞いてみましたが、
私が悪かった。間違っていた。とは言っても
ごめんなさいとは言ってなかったと思います。
過ちを認めて涙流しても、謝罪の言葉や赦しを請う言葉は無かった。自分が判断を誤ったと反省してるだけ。
ソウゲンのプライドは山より高く、謝罪したら、死んでしまうようです。
父親のコウレイ王もそうですが、身分の高い者は自分より下の者には決して謝ったりしないのかな?
とにかく、今回の小夭があまりにも可哀想過ぎて、視聴者としても小夭に代わり周りの男達を一通りしばき上げないと気が済まない回でした。
少なくとも小夭が優しいからって、許してもらえたと平気で手のひら返ししてるソウゲンにはまだまだお仕置きが足りないと思います。
他人の中で一人で苦労して今の立場を得たからといって、人を駒のように扱う冷酷さは好きになれないタイプです。
もっともっと苦しめ!
この後、男主①から不憫枠に落ちますように!
不憫枠と言えば男性出演者の中では1番の格上キャリアの檀健次ですが、不憫枠王ですから主役といえども相柳は女主から選ばれる事はないんだろうな。
今回初めて、小夭争奪戦から遅れをとりました。
結界破って駆けつけた時はもう危機は終わってる状態。
しかも、小夭は龍骨牢に入れられている時に塗山景に口説かれて心の中に他の男を入れない事を誓わされちゃってる。
押し売りの口の上手さについ、いらん物を買わされちゃって契約した感があるよね。
人が弱ってる時につけ込むのは悪どいぞ。
バックドアメン。
裏口から入り込む間男とは塗山景、お前のこと。
幾ら口で誠実そうな言葉を紡いでも、こういう商売人は絶対信用してはいけない。
こういう人間のタチが悪いのは言っている時は、本心だったりするんだよね。天才的な嘘つきは皆このタイプ。
ただ、状況や気持ちが変われば、しょうがないからと反故にしかねない。強く言われるとそちらにブレまくるんだよ。
この時まではほとんど無口で好(ハオ)としか、言わなかったのに、何故、ここ1番で饒舌になるのか?
小夭が身分を取り戻したからには、蛇の相柳と公的に結ばれるという事はあり得ないので、相柳以外から世俗的な結婚相手は選ばなくてはならない。
そこら辺、父王には塗山景は見抜かれていて早速、お前は婚約者がいるだろうと牽制されている。鑑定能力に長けているから小夭の値打ちも分かっていてずっとそばにいるんだろうと。
強く詰問されて、すぐにブレて婚約者いますと白状しました。
いやあ、本当にこの作家さんは凄いよね。
美男子で優しそうな一見誠実そうな男の化の皮をちらっとめくります。
パパ、グッドジョブ👍
恋愛に疎い娘を早速守っています。さすが、年の功。男のずるさをよく分かっている。
小夭もまだ、体が男のままという事もあり、自分の本当の気持ちも分かっていない心は恋愛初心者。
女に事をなすまで待ってくれという男は絶対信用してはならない。
司法試験に受かるまで待っててとか、医師の国家試験に受かるまで待っててとか、金メダル取るまで待っててとか。
女は男の成功のトロフィーではありません。
もう、そう言っている時点でそのしがらみや大事の方が女より上な存在なのだから。
誰か逆らえない強い人から、女と別れよと強く言われるときっと気持ちがすぐに揺らぎます。
塗山景の場合、ずっとそばにいるとか、離れないとか繰り返して言いますが、信用出来ませんね。
自分の評判である良い人、優しい人の枠から外れるような卑劣で残忍な事とかは絶対しない。
優先順位がまずは自分ありきなので、愛する人の為に泥を被るようなことはしない。
仏の〜とか、〜聖人とか言われる人は自分の命すら名声の為に捧げたりする。
塗山景も何で兄に報復しないのか。
本当に優しい人ならば、キッチリと罪は償わせる筈。
こういう設定の人物像にしている辺り、本当に奥が深い話だ。
小夭は塗山景から、生まれて初めて女としてはっきりと好きとか愛しているとか口説かれて、錯覚しているようだけど、景とは面と向かって視線をずっと合わせていられるよね。
こんなイケメンの男に口説かれているのに、ドキドキ感が無い。
恋してたら、相手と良い感じになったら目が泳いじゃって視線中々合わせれないから。
ドキドキしてしまって思わず、反対のことを言ったり、誤魔化したりしちゃうから。
そう、相柳といる時の自分の態度を思い返してみて。お互いの目線がどんな甘い言葉より雄弁です。
「相柳は自分の事を薬瓶としかみてないから。」
って自嘲気味に景に言ったけど、それは嘘だと自分でもわかってるし、それ以上の存在であって欲しいという願望の裏返しだから。
もうとっくに相柳は小夭の心の中にいるから。
神族の男では無いから、数に入れてないだけで、助けを呼ぶ時も危機の時も1番は相柳を思い浮かべているし。
借りがあるとか借りを返せと利害関係に置き換えてるけど、お互いに思い合う心は深い。
塗山景にはその言葉を守る事で真心を証明して欲しいですね。
塗山景に比べると野心を隠さないし、傲慢さも隠さないソウゲンはその点、信用に値するよね。
もう、小夭のことが従姉妹と判明したからには、頼り甲斐のある絶対に傷つけない従兄弟になる事は間違いないです。恋人になれるかは微妙だけど。
長相思という題にある様に、長く思い続ける相手は誰なのか?
李白の詩に長相思という題名の詩があり、失った人をずっと思い続け悲しみは癒えることはない。
という意味の詩らしいです。
そう言う視点から考えると、登場人物それぞれにとっての長相思の相手は違ってそうですね。
今回の小夭にとっての長相思の人は亡くなった母でした。
容姿のよく似た父王の側室を母と思い、泣いて縋るシーンは見ているこちらも胸が詰まり涙するシーンでした。
離婚して戦死した亡き妻にそっくりな女性を側室にしている父王も、ずっと小夭の母である前の王妃を思い続けているのでしょう。コウレイ国王にとっては小夭の母が長相思の相手ですね。
失恋の方が、ずっと心の中に残ってその相手を忘れることがないものです。
そして、その相手がいなくなったら亡くなったら、もう思いが深いほど心の傷は癒えることがない。
もしかして、このお話はそう言う悲しい結末なのかな。
しかし、しばらくは小夭が身分や姿を取り戻す幸せターンの回が続きそうなので、束の間の幸せを小夭と共に楽しみたいと思っています。