長相思 10話11話 すれ違う思い

小六、相柳、十七、ソウゲン、それぞれの想いが相手に届かぬ切ない回でしたね。

 

その中でお互い分かっていながら心とは違う言葉を投げてしまう小六と相柳はちょっとCPとしてはレベチだと思います。

この二人は前々回のコロ湖での手繋ぎデートから、今回は命の泉みたいな温泉での異性を意識した色事めいたいちゃつき、海中でのファーストキッスまでこなしてますもん。

 

だいたい首筋で毎回血を吸うのも、前戯めいていてますよね。

毎回、請われる度に首を差し出しているのは、痛いだけじゃない、それを上回る快感もあるんしゃない?ドラキュラとか吸血鬼に吸われるともっとしてって虜になるとも言われるし。

十七には小六の首筋に跡を見つける度に

あ、やって来たな。

と思われているし、

今回は従兄弟のソウゲンに重症おった身で色事をするなんて、とあきられる次第。

身内に情事を知られるのって超恥ずかしいよね。

否定しようとしても、説明出来ない上に、快感もソウゲンに蠱毒で伝わったのかもと思うと恥ずかしくてとても言えないと思います。

 

相柳にとって最初は小六は回復薬代わりだったけど、今や友達通り越して性的な関係になってます。

つつーっと指を着物の合わせから胸まで這わす時のエロい事!

小六は慌てて男だからと拒みますが、相柳にとって男も女も関係ないわけで、そもそも種族も違うし蛇って雌雄同体だったりするし。

そういう意味ではタンジェンツーの女性より美しい美貌が、相柳という役にピッタリ。

人を誘惑する蛇はこのぐらい魅惑的で美しくないといけない。

結局、色事に及ぶにはまだまだ体力が回復していない事や偽物の体には興味がないと、クールダウンしました。

本物の体になってから頂きたいということかな?

男でもOKなんだけど、今は偽物の体だからやめとくわって事だよね。

 

大体、この二人、言っている事と本心が違うのだけど、なんとなくお互いわかっていても反対の言葉をぶつけ合っちゃうなんて、恋人同士の痴話喧嘩めいている。

小六も前は相柳の事を友達と呼んでいたのに

身内でもなければ友達でもないとソウゲンに言うところを見ると、もう友達の範疇を一歩も二歩も踏み出した間柄だという自覚はあるみたいだ。

 

この二人の関係性に比べて、拾ったワンコの十七はなんか情けない。

小六が、何度も実家に帰れと言う意味を理解していない。

十七って、一見優しそうだけど、実は自分本位な甘ったれたボンボンでしかないよね。

最初の出会いも、行き倒れていたわけだけど、すぐに小六が助けなかったのは、自分も同じような目にあった過去があり、それでも自力で生き延びようと努力して今がある。

十七には生き延びようという強い気持ちが見られなかったし、生き延びても、助けてもらった小六に依存して生きている。

身分が明らかになっても、実家に帰ろうとしない。本来の責任から逃げ回っている。

今回も前回も小六を助けるけど、全て実家の力があってこそだよね。

高価な薬一つとっても、相柳はお金が無いから暗殺のアルバイトしたり、身を削って小六をたすけている。

 

それに比べて、十七こと塗山暻は実家の財力で高価な薬をバンバン使っても、それは自分の力じゃない。

 

こういう人って、大体が人任せで恵まれた環境で育ったから、なんか事が起こって自分に困難が降りかかって来たら、すぐにキャパオーバーになって投げ出して責任から逃げちゃう人。

私の周りにもそういう人がいて、そばで見ていて本当にイライラするのです。

 

皆それぞれに困難な事って人生には起きたりするんだけど、普通は逃げ出さないで、その場で踏ん張って克服しようと頑張るじゃ無い?

それが、こういう一見優しそうで人当たりの良い育ちも良く甘やかされて育った人って、すぐに

私、出来ないから、無理だから、したく無いからって投げ出すんだよね。

 

いやいや、したく無いからって投げ出すんかい!

それはあんたの責任と義務でしょう?

みんながやってる事をできない、したくない、ですますわけ?

それで自分がしないといけない事を他人に押し付けて平気なわけ?

 

全く理解に苦しむ精神的な弱さです。

 

もう、本当に腹立つ人達なので、私は今の十七こと、塗山景には全然惹かれません。

ワンコ的な可愛さも人間の男としてみるなら、うざいだけだわ。

何度も小六が言っているように実家に帰ってなすべき事をせよと思います。

 

従兄弟のソウゲンも、弟分の嫁も、小六が評価するのは皆、色んなものを背負い生きて行く為に必死で努力する人達です。

相柳もそもそもはそういう人間くさいしがらみからは程遠い存在なのに、多分、辰栄軍の軍師をしているのは恩や情が絡んでいるからなのでしょう。

ああいう精神体みたいな存在は恩や情や誓いと言う形にならない物こそ、大事にするから。

相柳がいつも樹木の上にいたり、空を飛んでいたり、水の中にいたりして、軍営の部屋がみすぼらしいしょぼいものでも平気なのは、人間よりより精神的に上位な存在だからでしょう。

地位や名誉、財力などは人間にとっての尺度。

形に囚われないので、きっと死ぬ時はすっと消えて自然に溶けてしまう事でしょう。

九つの頭があるって言うから、きっと永遠の命の持ち主で、形がなくなっても転生していきそう。

この長相思の世界観では神族が生臭い欲望に塗れているのを見ると、

妖族と下げずんでいるけど、相柳はよりネイチャーな存在で尊いと思います。

神道の日本人の私には八百万の神様がいて、自然崇拝なので、そう感じるのかもしれませんが。

ソウゲンも一対一なら相柳なら到底敵わないと言っているのも、本当は分かっているのだろうと思います。

余談ですが、

私、前も言いましたが、水都百景と言う中国のアプリゲームをしてますけど、ガチャて引く中国の有名人カードで私が持っている最高能力者は白素貞という白蛇伝の白蛇です。

神仙になる白蛇です。白蛇から人の体を経て神仙となります。人間の男を愛し、その千年かけた妖力も捧げます。

蛇って愛に弱いのよね。

相柳も身も心も小六こと小夭に捧げそうで、悲恋しか待ってない気がします。

 

欲を捨てきれない神族と違って簡単に躊躇いなく身を捧げそう。

次に相柳がその身を犠牲にしそうなのは蠱毒かな?

虫仲間で知ってないか?などと言われて傷ついてたよね。

女の蠱毒は思い人に放つと聞いて嫉妬したり。

元々、相柳に放つつもりで、殺したいのは相柳と聞いて機嫌が治るって、

この二人にとって、殺すぞ!っていう言葉は

愛の囁きか。

相柳はしょっちゅう、小六に殺すぞ、死にたいのか?といいますもんね。

小六に殺したいのはあなたと言われて、喜んでるもん。

蠱毒がソウゲンの体の中にある事が、許せない相柳なので、自分に移すことを考えてそうですね。

 

さて、この蠱毒を使った暗殺劇がソウゲンに仕掛けられました。

この時に矢を放ったのが、新しく登場した、塗山景の許嫁でした。

許嫁にめちゃくちゃ塩対応する塗山景。

なんか裏がありそうですね。

次回が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

安楽伝 帝梓元、一族の冤罪を晴らし、名を取り戻す

今週の安楽伝は中盤のクライマックスでした。

畳み掛けるように、10年かけての謀略がこれでもかと、帝家一族を陥れた悪人どもを追い詰めていきます。

私的に見どころとしては、皇帝の偽の密書があんなところに!でした。

宮廷の百官を味方につけたのも見事な策でした。

皇家の脅威と見做されたら、全く罪が無くとも証拠をでっちあげて功臣の一族を皆殺しにしたり、罪のない国の為に戦った軍兵八万人も皆殺しに出来るとあれば、恐ろしくて朝廷の大臣を初め群臣達も誰も皇帝には従わないでしょう。

次は我が身と言えますから。

太后が、帝家を陥れたのは皇帝の権威を守る為と言いますが、それだけでは無さそうな気がします。偽物の帝梓元こと帝承恩に対しての様々ないじめには帝家への深い憎しみを感じます。

始祖と天下統一した帝家の爺さんに手酷く振られたとか?

 

取り敢えず見事に一族の冤罪を晴らし、名誉を取り戻し、仁安楽から、帝梓元へ本当の名前を取り戻した主人公です。

おめでとう㊗️🎊

 

皇太子や、安寧公主も覚悟を決めて安楽のこの謀を助けて真実を顕にしました。

親不孝、婆さん不幸になるので、辛かったとは思うけど、安楽の苦しみに比べれば、なんて事ないよね。

皇族一堂、申し訳なかったとまずは謝るべき立場ですよね。

それにしても、皇帝は本当に知らなかったのでしょうか?なんか怪しいよね。

知ってて知らんふりしてると思うな。

 

気の毒だったのは偽物の帝梓元。利用された駒とは言え、元は行き倒れの浮浪児。監禁はされていたけど、お姫様として10年間食べ物や衣服や教育を受けれて、美味しい仕事だったと思うけど?

高望みして夢が破れたから腹が立つけど、元々、自分の物では無いのだから。

 

次回で、皇帝がどの様な仕置きをするのか、楽しみですね。ここで、不公平な裁きをすると国を誤る事態になるので、加減が難しいところです。

せいぜい、皇太后は寺送りぐらいで終わりそうです。

 

まだまだ先があるので、話はこれでおしまいでは無さそう。

 

安楽の勝利は水軍三万の後ろ盾も結構、大きいと思います。いざとなると力技もあるぞと。

力のない者の声など、簡単に握り潰せるから。

 

これからの皇太子と帝梓元の仲はどうなるのでしょう。それも見届けて行きたいですね。

 

 

長相思 8話9話 家族愛

小夭にとって愛とは今の所、家族愛なのだろうね。

弟分二人とも世帯を持って別の家族になってしまい、ずっと側に居ると誓った葉十七も塗山璟という本来の青丘公子の身分が明らかになって離れて行くのが予想される中、いよいよ小夭の孤独は深まっていきます。

 

そこへ相柳の軍営での瘴気による兵士の死亡が増える事態で、薬材調達を小夭は手伝うことになります。

相柳にとって辰栄国軍は家族のようなものらしい。

そもそも群れるのを厭う九頭蛇なのに何か、それなりの因縁があるのかも。

蠱毒を相柳に仕込もうとするが失敗する小夭。

 

相柳は手荒く小夭を扱いますが、妖族なので、親しい者だけにする甘噛み程度の行為かもしれません。うちのゴールデンも調子に乗ると好きな人には甘噛みするので、時々、叱ります。

本気噛みじゃ無いのですが、デッカイ上に力も強いので、少し痛い。

相柳が小夭にだけは心を許しているのが分かります。小夭も相柳に蠱毒を仕込んでも相柳は絶対に小夭に本気噛みはしないから、大して痛くは無いだろうと分かっている。小夭の甘噛みみたいなものなのでしょう。

だから、後でソウゲンに仕込んだ蠱毒が実は自分に仕込む物だったと知っても、さして怒りはしない。

今の時点で一番心も体も許し合っている二人なので、これはサドっ気の愛撫の応酬みたいな物。

 

一緒にいたいわけではないが、いつも会いたい。

家族愛では無いまだ無自覚な愛がそこにはあるけど、相柳の命まで捧げかねない愛に不安を覚える小夭。

失いたく無い、そのためには自分も身を捧げるのも厭わない。

九つの頭があるから、大丈夫みたいなことを言うけれど、簡単に命を捧げそうで怖い。

種族としても違いすぎて恋愛としての成就も難しそう。

 

二人の間にある愛は家族愛では無い。

小夭にとって家族愛なら離れていくのも慣れているから一番欲しい物だけど得られないと思っている。

でも、この相柳を失った時、小夭はどうなるのだろう。

 

さて、今回で尻尾発見でソウゲンが従兄弟だった事に気づいた小夭ですが、ソウゲンはまだ全然気づいてはいません。

小六のオッサンな外見に惑わされて小夭だと言うことに気づかないこのダメ従兄弟。

やらかす度に気づいた時の後悔度が高まる事になるとは、作者も鬼ですね。

まあ、蠱毒を盛られたことで、因果応報な目にあって少しは反省すると良いですけど。

より、恨みが募って攻撃して来そうですね。

 

ワンコならぬ九尾の狐の塗山璟こと十七ですが、必死で尽くしてもこれで助けた恩はチャラね、みたいに言われてまだまだ尽くしようが足りない様です。

赤の他人から元の家族扱いまで復帰するのも難しそう。

酷いことしかしてないのに、本当の家族のソウゲンの存在が小夭に認知されたからには、十七が家族になるのは結婚しか無いんじゃ無いかな?

道は遠いぞ、頑張れ!

長相思6話7話 葉十七の本名

葉十七の正体が判明しました。

ボロクズからの生還シーンで高貴な神族であろう事は察せられていましたが、塗山景が本名で、大金持ちの名門の跡取り息子だった様です。

 

この世界は、とくにこの清水鎮では人と妖と神の三族が入り乱れて暮らしている様です。

九尾の狐が神族で九頭の蛇が妖族とは、どういう基準なんだ?と思いますね。女媧の位置付けはどないやねん?

相柳は妖族の分類になるので神族では無いという事が分かりました。

今までの中国ファンタジーでは天帝とかは龍族の様ですし、東華帝君とかは石から生まれてたよね。九尾の狐は青丘に住んでる神族だし。

中国ファンタジーでは人間は一番地位が低そう。

 

小夭こと、小六の考えでは人と神の違いはただ寿命の違いだけだ。と言っています。

神族である自分が囚われて虐待された過去も神族であるが故の長い苦しみの年月だったわけで、寿命の長さは大してありがたい事でも無いのを身に染みて知っているから。

 

相柳と二人でコロ湖を手を繋いで歩くシーンはとても美しく、二人の孤独感と悲しみが溢れていて、心に響くシーンでした。

孤独な心を持つもの同士。心の結び付きという点では二人はソウルメイトと言えます。

そもそも種族も違えば同じ神族であっても、姿形で相手を見るのではなく心の形で惹かれ合うのでは無いでしょうか。

相柳も十七も、小六が女性とは分かってますが、姿形は今はおっさんの小六。それでも、独占欲丸出しの愛情で、牽制しあっています。

恋敵同士はその愛情ベクトルに気づいているのに、愛情を向けられている小六は気づいていないのもツボですね。

十七の嫉妬心は分かりやすいですが、相柳の嫉妬心は捩れまくってるので、ちょっと分かりにくい。

小六が自ら会いに来たのが、人間の弟分の結婚の為と知って怒り木から突き落としたり、

神族にはどうせ敵わないから、降参しては?などと言われて激怒したり。

コロ湖デートの後なのに、そんな事言うなんて俺の味方と違うんかい!

と怒る相柳の気持ちもよくわかります。

大して能力差など無いから、戦えば勝つかもだけど本当の仲間はいないのだから、神族の国同士の争いに首を突っ込む事無いのではと、心配しての小六の言葉なのだけど、的を当てるだけに腹が立ったのでしょう。

妖族という事で軍師でありながら味方からも信用度の低い相柳です。

 

今回で塗山景と言う名と身分が明らかになった葉十七。

次回は実家に帰って権力を取り戻すのでしょうか。何故、陥れられたのかとかが、次回では明らかになるかも。

しばらく小夭との絡みはお休みかな?

 

それにしてもソウゲンの従姉妹の阿念、本当に嫌な女ですね。虫ケラの人間に気を使う必要なしと思っているのを取り繕うこともない。

当然のことの様に咎めないそうげんも好感度は地を這うばかりです。いつ上がるのか、これからの展開次第ですね。

小六が小夭と分かってからだと、恋愛としてはもうダメな気がする。

おっさんの姿の小六に十七も相柳も惹かれているのに、ソウゲンは鈍すぎる。

 

今はまだ、女主人公がむさ苦しいおっさんなので、相柳の美しい姿とエロがてんこ盛りなのが、救いです。

多分相柳の愛は報われないだろう予感もあり、一層良きです。

 

 

長相思 4話5話 相柳も小六に落ちたようです

4話5話と三人の美男子達の其々の立ち位置が見えてきて、ますます面白くなってきました。

 

ヒロインだけど、今は男の体の玟小六こと小夭。

九頭の蛇で九つの命を持っている相柳に小六は神族で元の体は女である事がわかってしまいましたね。

どうも本人はまだ男だと思っているようですが、助けて下僕となった葉十七にも相柳にもバレています。神力の強さや体に触れる事でわかるのかな?

 

体に触れるという事では、今回は相柳に血を吸われて噛み跡も付けられると言うなんとも耽美なシーンが二度もありました。

何度も再生して見たいシーンですよね。

相柳は蛇神なのかな?

蛇は両性具有とも言われて、中国の神話では女媧、北欧神話ではミッドガルドの蛇、日本では八岐大蛇など、凄い力を持つ神様であるという伝説があります。

生命の源である水を象徴しているので、八岐大蛇などは水害で河川が大氾濫する自然の脅威の具現化とも言われています。

昨年、今上陛下が国連や世界水のシンポジウムの学会で論文発表や基調演説されましたが、その際の龍神伝説の件は素人にも大変興味深いものでした。学者としての知識や洞察もさることながら、ご自分で現地まで足を運ばれて長年研究された素晴らしい成果の発表で、日本国民としてこんなにも素晴らしい方が天皇陛下で在らせられる事が大変誇らしく思いました。

(ここだけの話ですが、八岐大蛇や素戔嗚尊とかの話を目を輝かせて話される陛下を見ていると、天皇陛下ったらオタク爆烈しちゃって楽しそうだことwと、思っちゃいました。)

動画で観れますので、興味のある方はぜひご覧になって下さい。

さて、話を戻して、蛇神様というものは中国においては生命の始まりそのものだったりする大変な力のある神様です。だから、九つの命があると言われているのは永遠の命があるに等しい事です。

中国では九は最高を意味するので。

小夭もこの九頭がどう言う配置なのか、興味津々で何度も相柳をからかい、挙句、食べてしまうぞと噛みつかれることに。

 

相柳のタン・ジェンツーが女性的な美しさもある俳優さんなのでこのバンパイアの様な血を吸うシーンは美しく見応えがありました。

 

血に濡れた赤い唇がなんとも色っぽい。

 

しかも小夭は一応体は男であるのでこれはBLなのか?いや、ヤン・ズーだし、男✖️女?

 

と悩ましくもエロチックな想像を掻き立てられたのは視聴者だけでなく、小夭の首の左右に吸われた跡を見つけた葉十七も同じで。

小夭の身を案ずるだけでは無い、嫉妬も混じった悩ましげな表情が何とも良きでした。

 

ボロクズの様な行き倒れの浮浪者だったが、小夭に命を救われ、忠誠を誓った葉十七。

なのに、小夭が頼みにしたその時に保身の為に逃げてその信頼を裏切ってしまいます。

可愛がってくれたご主人が怒って知らん顔して前の様に話しかけてもくれない。

うちの大型犬は怒られて無視しても、10分も経てばすっかり忘れて平気で甘えて来ますが、人は忘れられないのでご主人に冷たくされるのが一番辛い。

やっと許して貰えた時の十七には見えない尻尾がバンバン振られてました。

(尻尾といえばこの子も九つぐらいの白い尻尾がありましたね。九尾の狐でしょうか?)

こんな様を見ると小六もしょうがないなと許してしまいます。

 

それにしても男主①であろうそうげん、小夭に気がつかないし、我儘で性格の悪い従姉妹のお姫様を嗜める事すらしない、今の所、最低ですね。

これから好感度上げていけるのでしょうか?

 

それに比べて、初登場で鞭打ちしたり、今回では二回も襲って首筋に噛み付いた相柳ですけど、

小六は本心では嫌ってはいませんね。

辛い時にさりげなく寄り添ってくれる相柳に心を開いているのがわかります。体の距離が心の距離というのもあるのかな。

 

一緒に泳いだり、(蛇が泳げないわけないw)

ベッドを貸したり、顔に落書きしたり。

目を幾つも描かれて唇も黒く塗られても、全く美貌に響かないって、どんだけ美人なんよ。

 

布団に相柳の白髪を見つけて嫉妬する葉十七も良かったですね。

 

今回の見所を挙げていくとこの二人との絡みばかりになっていますが、ソウゲン、出遅れ感半端無いですけど大丈夫か?

いくらイケメンでも、この上から目線な態度はどうなんよ。自分は神族で王族、街の人々は人族で庶民なんだからという線引きがしっかりと見える。性格の悪い従姉妹のお姫様と一緒にいるうちに似て来たか。

それとも、他人は皆、駒なのか?

心優しい小六に比べて、残念すぎる。

 

 

 

 

 

長相思見始めました

二月中旬にコロナになり、長らくお休みしておりましたが、やっと体力気力ともに復活したので、

ブログ再開致します。

歳のせいか、高熱が続きインフルエンザよりしんどかったです。中々体力も戻らず、三月初旬までゴロゴロと寝ておりました。

その後は溜め込んだ雑事を片付けるのにかかり、気力も奪われる始末。主婦が寝込むとどれだけ家の中がカオスと化すかの実験の様でしたね。

主人も看病上手でそれは良くしてくれたのですが。ゴミはせっせと捨ててくれてたのでちょっと見は綺麗なのですが。。掃除機をかけないと絨毯の色って変わるのが判明しましたよ。

 

それはさておき、

その間、楽しませてくれた中国ドラマは

始皇帝のドラマと安楽伝と唐朝綺談録ですかね。

 

始皇帝は今の回ではまだ即位したばかりの少年なのですが、役者さんが、三体のナノ物理学者の方でww

どう見てもオッサンじゃん!

と毎回ツッコミながら視聴しています。

 

安楽伝は華やかな「ろうやぼう」ですね。ろうやぼうほど毎回涙を絞る事もなく軽く観れるのは、主役のキラキラのせいなので、話自体は面白く佳境に入ってきて毎回楽しみに見ています。

 

儲け物だったのが、唐朝綺談録です。

そもそもミステリー好きですので、それにこのおどろおどろしい設定も好みです。

狄仁傑の弟子のおじさんが主役なのも良い。

私、スマホアプリで水都百景というゲームをやってるのですが、前に狄仁傑をゲットし、いま水路を一緒に旅しているところだったので親近感湧きまくりです。

ヒーローの盧中将が、青臭い硬い世間知らずの威張りんぼう貴族の坊ちゃんなのですが、仲間となって成長していくのも中々良い。

 

まあ、その他にも軽いのを幾つかみておりますが、

そろそろ王道の中華古装ドラマも観たいなと思ってたところ、先週から長相思が始まりました。

今の所、三回まで観たのですが、これはハマる予感がしています。

 

さて、その長相思ですが、

ヒロインがヤン・ズー主演の晧翎国の王女 小夭。

それプラス四人の美男子がそれぞれ絡む話なのだけど、さあ、誰と結ばれるのでしょうか?

とここまではあまりピンと来ない感じですね。

 

ヒロインがいきなり大人になって子役から代わってヤンズーになった途端、何と設定が男の体に。

ヤンズーといえば私的にはぶりっ子の話し方が気になるあまりタイプではない女優さんでしたが、

美貌を捨て去ったそこらへんの普通の男の様に演じていて、ちょっと見直しました。

男装した美女じゃなく、体も心も男という設定です。歩き方や話し方など動作も普通の男の様で本当に良く演じています。カッコいい男でないところも良いですね。

3話で、どうも記憶もない様だと言う事が分かりますが、術か呪いでもかけられたのでしょうか。

 

今の所、相手役美男子は三人出てきましたが、

3話でタン・ジェンツーが、白髪のサディストっぽい敵国辰栄国の将軍で出てきた時に、

これはハマるな!と認定させていただきました。

従兄弟役の男主役①より格上でどうみてもこれ以上の美男子はあり得んでしょう?

 

タンジェンツー、美しい!

 

三国志曹丕役、軍事同盟の司馬懿の次男役で目を付けてた俳優さん。

最近では絵描きで事件解決するドラマでは主役で現代物でも美しくて女優さんよりずっとヒロインしてました。

なんか今回の長相思でも、ヤン・ズーより美人じゃない?

 

白髪の似合う俳優さんといえば、三世三生の帝君とかレオ・ローとか居ますけど、三人目にランクインさせていただきます。

 

私の視聴意欲はまずは主役級が美形かどうかと言うものにかなり左右されるので、まずはつかみはオッケーと言ったところです。

 

長相思は話は始まったばかりなのでまだまだ分かりませんが、中国ではとても評判の良い人気のドラマだった様なので、この先も期待して見ることにします。

 

 

 

覆流年 復讐の王妃と安楽伝を見始めました。

覆流年。

どうも女主人公の顔が好きじゃなく録画はしたけど観ていなかったのですが、復讐される側の夫が好きな俳優さんなので見始めました。

 

ヒロインの陸安然を演じてる女優さんは、過去に主役をした作品を見た事があったのですが、

このびっくりしたような見開いた目と不自然な張り付いたような笑顔がどうも苦手で見るのが疲れるので、リタイアした事があったのです。

 

どうも、その頃は単に演技が下手だったようです。

今回は笑顔も少ない復讐物ですし、たまの笑顔も昔ほど嘘っぽくなく、成長しています。

どういうキャリアの女優さんなのか、知りませんが、前に見た時は

モデルやアイドル上がりによく見られる

私の綺麗な顔の角度はこれ、笑顔はこれ、という風に作ったポーズを組み合わせてるようで、

そこに演じている役の心はない空虚さが鼻につく感じ。

アイドルのお遊戯会みたいな下手くそさでした。

アイドルでも特別に綺麗で可愛かったり、美男子だったりすると、それはそれで見る価値がでてくるのですが、そこそこのレベルだと痛々しくて見るのもキツいものです。

でも、今回の覆流年でやっと観れる女優さんに成長したようです。そんなに言うほどの美人じゃないので、演技で頑張ってほしいです。

中国には本当にどこから見ても美しく、しかも演技も上手い女優さんが山ほどいますから。

 

下手でも、例えば、美人骨のアレン・レンですが、昔はめちゃくちゃ下手でしたが、顔のアップ多用で乗り切ってたりしてましたよね。

アップに耐える顔。これぞ主役の証。

そのうち数をこなしていって大分上手くなりました。

 

覆流年に話は戻りますが、男主①は九王子の穆川のようですが、復讐される夫の第二王子で皇帝になる慶王こと、穆鐸の俳優さんはその点、とても美男子な上、演技も上手い。だからか、悪役がハマりすぎて、いつも敵役や悪役や報われない男主②の役が多い。

でもとても魅力的な俳優さんですよね。

それに比べて男主①の穆川の俳優さんは良い人オーラはありますが、ぼやんとしたイメージで癒し系。

どうみても男主②に食われてます。

 

話自体はとても面白く、テンポも早いので毎日数話づつ観て、そろそろ放送話に追いつきそうです。

 

次は安楽伝。

 

エンタメってこれよねってドラマ。

ディリラバとゴン・ジュンですからね。

まばゆいまでのハデハデな美貌の男女が主人公カップルですよ。

男主が若い俳優さんだと女主が推し推しなのは流行っているのかな?

少々、話の筋が荒っぽくても、この二人の顔を見てるだけで満足。

豪華で華やか。テンポも良く、話も面白い。

感動するかと言われたら?だけど、面白かったらそれで良いじゃん。という軽さで見れます。

 

この二つのドラマは共に復讐物だけど、趣は違ってるので、二月も続けて楽しみに見ることにしています。