4話5話と三人の美男子達の其々の立ち位置が見えてきて、ますます面白くなってきました。
ヒロインだけど、今は男の体の玟小六こと小夭。
九頭の蛇で九つの命を持っている相柳に小六は神族で元の体は女である事がわかってしまいましたね。
どうも本人はまだ男だと思っているようですが、助けて下僕となった葉十七にも相柳にもバレています。神力の強さや体に触れる事でわかるのかな?
体に触れるという事では、今回は相柳に血を吸われて噛み跡も付けられると言うなんとも耽美なシーンが二度もありました。
何度も再生して見たいシーンですよね。
相柳は蛇神なのかな?
蛇は両性具有とも言われて、中国の神話では女媧、北欧神話ではミッドガルドの蛇、日本では八岐大蛇など、凄い力を持つ神様であるという伝説があります。
生命の源である水を象徴しているので、八岐大蛇などは水害で河川が大氾濫する自然の脅威の具現化とも言われています。
昨年、今上陛下が国連や世界水のシンポジウムの学会で論文発表や基調演説されましたが、その際の龍神伝説の件は素人にも大変興味深いものでした。学者としての知識や洞察もさることながら、ご自分で現地まで足を運ばれて長年研究された素晴らしい成果の発表で、日本国民としてこんなにも素晴らしい方が天皇陛下で在らせられる事が大変誇らしく思いました。
(ここだけの話ですが、八岐大蛇や素戔嗚尊とかの話を目を輝かせて話される陛下を見ていると、天皇陛下ったらオタク爆烈しちゃって楽しそうだことwと、思っちゃいました。)
動画で観れますので、興味のある方はぜひご覧になって下さい。
さて、話を戻して、蛇神様というものは中国においては生命の始まりそのものだったりする大変な力のある神様です。だから、九つの命があると言われているのは永遠の命があるに等しい事です。
中国では九は最高を意味するので。
小夭もこの九頭がどう言う配置なのか、興味津々で何度も相柳をからかい、挙句、食べてしまうぞと噛みつかれることに。
相柳のタン・ジェンツーが女性的な美しさもある俳優さんなのでこのバンパイアの様な血を吸うシーンは美しく見応えがありました。
血に濡れた赤い唇がなんとも色っぽい。
しかも小夭は一応体は男であるのでこれはBLなのか?いや、ヤン・ズーだし、男✖️女?
と悩ましくもエロチックな想像を掻き立てられたのは視聴者だけでなく、小夭の首の左右に吸われた跡を見つけた葉十七も同じで。
小夭の身を案ずるだけでは無い、嫉妬も混じった悩ましげな表情が何とも良きでした。
ボロクズの様な行き倒れの浮浪者だったが、小夭に命を救われ、忠誠を誓った葉十七。
なのに、小夭が頼みにしたその時に保身の為に逃げてその信頼を裏切ってしまいます。
可愛がってくれたご主人が怒って知らん顔して前の様に話しかけてもくれない。
うちの大型犬は怒られて無視しても、10分も経てばすっかり忘れて平気で甘えて来ますが、人は忘れられないのでご主人に冷たくされるのが一番辛い。
やっと許して貰えた時の十七には見えない尻尾がバンバン振られてました。
(尻尾といえばこの子も九つぐらいの白い尻尾がありましたね。九尾の狐でしょうか?)
こんな様を見ると小六もしょうがないなと許してしまいます。
それにしても男主①であろうそうげん、小夭に気がつかないし、我儘で性格の悪い従姉妹のお姫様を嗜める事すらしない、今の所、最低ですね。
これから好感度上げていけるのでしょうか?
それに比べて、初登場で鞭打ちしたり、今回では二回も襲って首筋に噛み付いた相柳ですけど、
小六は本心では嫌ってはいませんね。
辛い時にさりげなく寄り添ってくれる相柳に心を開いているのがわかります。体の距離が心の距離というのもあるのかな。
一緒に泳いだり、(蛇が泳げないわけないw)
ベッドを貸したり、顔に落書きしたり。
目を幾つも描かれて唇も黒く塗られても、全く美貌に響かないって、どんだけ美人なんよ。
布団に相柳の白髪を見つけて嫉妬する葉十七も良かったですね。
今回の見所を挙げていくとこの二人との絡みばかりになっていますが、ソウゲン、出遅れ感半端無いですけど大丈夫か?
いくらイケメンでも、この上から目線な態度はどうなんよ。自分は神族で王族、街の人々は人族で庶民なんだからという線引きがしっかりと見える。性格の悪い従姉妹のお姫様と一緒にいるうちに似て来たか。
それとも、他人は皆、駒なのか?
心優しい小六に比べて、残念すぎる。