星漢燦爛 45話46話 杏仁アレルギーが鍵

45話で二兄とチーチーが獄中婚!

無事に万家に入婿出来ておめでとう御座います。

獄中の程家の皆さん、家族の絆ますます強くなり獄中とはいえ幸福度MAXです。

 

そして、つくづく思ったのですが、

程家の子供達は皆

顔が良いww

小商もそうですけど、元々パパが農民の出とは思えない品の良さ。これは小商ママの出自が良さそうだからかな?ママは教養ありそうですもんね。

牢獄にいながら貴公子な風情の二兄。そりゃチーチーも惚れます。

寒門とは言え、家族は皆愛情豊かな温かい一門です。

楼家とは大違い。

名門ですが、家族はテンデンバラバラ。アーヤオみたいな良い子が居たのが不思議なぐらい。

アーヤオの兄さんはロウベンという名前だったのですね。

同じく才能を持ち名家の出でも本家の公子の袁慎を羨むロウベンの気持ち、よく分かります。

でも、だからと言って無辜の人まで陥れるのはしてはならない事。

己の不運を出自や社会、時代のせいにする人は闇堕ちしやすいですよね。

多くの人を死に追いやって得た成功に何の値打ちがあるというのでしょう。

道に外れた行いをすれば、残りの人生を言い訳に費やさなければならなくなります。

自分は悪くないと正当化したくなるけど、いくら言い訳をしても、自分の悪業は自分が一番知っているので、夜も眠れぬ日々を送ることになります。

ロウベンも闇堕ちしてからずっと苦しんでいたに違い無いです。

 

それはそうと小商パパ、あっさりといつの間にか帰って来てましたね。いくら何でもセリフで全部説明か!って、ちょっと怒りましたよ。ナレ死よりはマシだけど。

程始の大立ち回り、見てみたかったな。

 

程始の謀反疑惑騒動、一段落でしたが、大兄や三叔父はどうなったの?

大兄は国境でも守っているのかしら?最後まで出て来ないのかな?

 

 

さて、凛不疑のママが病が重くなり見舞いに行った所で、まさかの凛不疑は実はフォウ家の本当の息子だった事が発覚しました。

決め手は杏仁アレルギー。

伯父のフォウ将軍の息子と従兄弟同士でそっくりな凛不疑。親も間違うほど。

でも、凛家の息子は杏仁菓子が大好き。でもフォウ家の息子は杏仁アレルギー。

 

凛不疑もママも分かっていた事だよね。

 

ママが気が狂ってしまった最初の一撃は息子の死では無かったか?生き残った二人が親子として数年生き延びるうちに、ママは徐々に気が狂ってしまったのでしょうね。

 

凛不疑は本当にフォウ家の直系の生き残りだったのですね。それは復讐の鬼になっても仕方が無い気がする。

何だか悪い予感しかしないのですけど、林不疑はどういう選択をするのでしょう。

凛不疑のパパと凛不疑は血が繋がっていないとなると、復讐へのハードルは低くなりますよね。

ポンクンの命乞いに来た王凛の言葉に小商も不安を覚え始めています。

でも、何処までも凛不疑の側に立つと決めている顔をしていました。

 

それはそうと、越妃や文帝は凛不疑の本当の出自を知っているのでしょうか?

あの可愛がりようからして、知ってそうだなと思いたいです。直系嫡子だし。

 

中国ではとても有名な史実を元にした「趙氏孤児」という話があります。医者の子を身代わりに生き残った趙氏の息子が一族の敵討ちをする話です。

その子の何代か子孫が趙の国を起こします。

趙国が滅亡したのは秦の始皇帝によってですが、趙国の捕虜三十万人を生き埋めにして殺したり、王族貴族の子供や町民まで皆殺しにしたのは有名な話です。

他の征服した国にはそこまではやってないので、そうしたのは趙氏孤児の子孫だからでしょう。

始皇帝が幼い頃に人質となって苦労させられた恨みもあるでしょうが。

生き残りの子供が大人になって敵討をする話は日本にもありますね。

源頼朝源義経もそうですね。平家物語源氏物語と並んで古典のベストセラーです。

 

古今東西、敵討は人気ある話なのでしょう。

一族皆殺しとか九族皆殺しとかの刑罰があるのは、一人でも残っていると敵討される危険があるからです。

 

 

凛不疑のウーレイ君が護衛の飛流の役で出演したろうやぼうもそういう敵討の話でした。

この星漢燦爛もそろそろ佳境に入ったと思われます。

小商と二人で幸せになってもらいたいから、明るい結末を待っています。