星漢燦爛 35話、36話 見せつけられる愛

自分を愛して欲しい人の愛が自分ではなく他の人に向けられると、誰でも嫉妬すると思う。

愛していればいるほど、その強さで心の痛みも増す。

皇后の誕生日を祝う宴を両陛下から任された少商。その宴を中心に、様々な人々の心が見え隠れする。

皇后から娘以上に愛されている少商。可愛がっている様子が、実の娘の五公主には池に落とすいじめをする程の腹立たしく悔しい事。公主という尊い身で皇后と皇帝以外には叱られる事もないのでやりたい放題である。

自分の事を男優りで賢いと勘違いしているので、本当に賢い少商を本能的に嫌っている。

あの両親からなんでこう子供達は出来が悪いのか。三皇子やニ公主は賢そうだけど。

 

いじめを受けても我慢するしかない少商のところにスパダリの凛不疑があなたに会いたいとやってくる。

この時の彼氏から言われたい言葉の羅列攻撃に、泣くのを堪えてた少商もついに泣きじゃくります。

チャオルースーちゃん、なんて上手いの❣️

こんな泣き方したら彼氏なら抑え切れないよね。

ここで踏みとどまった不疑は偉い!というかやっと理性が勝った感じ?

 

で、お願いをする少商。可愛さMAX!どんな願いでもきいちゃうよ。

 

さて、生誕祭の不疑の琴の演奏で少商のお願いの一つがわかりました。

この演奏、本当にウーレイ君が弾いてるみたいと思ったら、本当に本人が弾いていたらしいです。

メイキングで練習している動画がありました。

中国において古来から貴公子は皆教養として

絵を描く事、囲碁や詩を詠む事や琴を弾く事が挙げられます。

特に軍師はよく琴を弾きます。諸葛孔明や古くは范蠡孫子も。音楽は数学と似ていて抽象的な事を具体化させる過程が同じだからかなと思います。数式や楽譜はそういう意味では同じだから。

囲碁や琴が将軍の嗜みであるのもなるほどと思われます。

ウーレイ君は幼児の頃から芸能界に入り、子役時代では、ろうやぼうの飛流の役で脚光を浴びてましたね。とても可愛い男の子でアクションもすごく上手くキレの良さがずば抜けていて、目を見張るオーラがありました。

あの頃から乗馬や琴など努力してたんだろうなと思います。中国の俳優さんの凄いところは、皆、本当に努力家で、乗馬が上手い人がいっぱいいる事です。一流の俳優さんや女優さんは皆、馬に乗れますよね。しかもただ乗れるんじゃなく人馬一体でさすが騎馬民族!って感じ。

日本の俳優さんも見習って欲しいです。

 

宴の時のお二人さんのイチャイチャも、二人をそれぞれに好きな人達の心をぐさっと刺します。

袁公子、嫉妬も嫌味言う事でしか晴らさないので、恋心ゆえの嫌味なのに少商には凛不疑への嫉妬と勘違いされてますます悲しい。

少商はまだ15歳で、今が初恋進行中。そんな大人の恋の駆け引きみたいな事は分からないのよ。

モテる子って、初恋の前にいっぱい異性が言い寄ってくるから恋がわからないし、付き合うのもなんか断りきれなくてみたいなのが多い。

恋とは、焦がれるもの。

恋の醍醐味は失恋にあり。

凛不疑も、袁公子も適齢期をそろそろ過ぎそうなモテまくりの男なのに今、少商に初恋真っ最中です。

中々好きになってくれない子を振り向かせたい一心でストーカーしたり、押しまくったり、すっぽ抜けの球ばかり投げている二人だったけど、アーヤオに先をこされ失恋。

でも、婚約解消に次には遅れをとるまいと直球投げてよこしたのが凛不疑。

変化球ばかり投げて失敗し続ける袁公子の思いがこの先、通じることはあるのか?

きっといつかは通じるだろうが、玉砕しそうです。

凛不疑の思いをこれでもかと惜しみなく言葉にする言葉責め。

このぐらい彼氏から言ってもらいたいと、視聴者の世の女性達はうっとりと大満足ですが、

ふたりのイチャコラに周りのライバル達のメラメラ。

自分には見向きもしてくれないけど、愛する相手にはこんな甘い顔を見せるんだ、、、

嫉妬も恋のスパイスにして、いじめへの復讐に換える少商の賢さ。一番堪えますよね。

立派に宴も仕切って、ますます少商の株が上がってきました。

少商は宮中の女官長みたいになるのかな?

ヨーロッパの王室や日本の皇室も昔は貴族の娘や妻が女官をしてたから。

差配を任せたいといってますが、さて、どうなる事か。