マリアージュ・ブラン シュー・カイの陽華は当たり役

ヤン・ミーとシュー・カイの歳の差契約結婚物のドラマなのだけど、回を追うごとに大変面白くなってきて、星漢燦爛とこの現代物のラブストーリーの二本を楽しみに日々を送っていると言っても過言でないです。

 

最初、ヤン・ミーとの実年齢も10歳ほどあるし、役柄も6歳ぐらい年下夫と言うことで、主人公二人の神ビジュアルにしても大丈夫かなと思ったのだけど、二人とも、めちゃくちゃ可愛くてゴージャス。

話も現代の中国のエリート階級の仕事っぷりと生活が描かれていて、大変興味深いストーリーとなってます。

中国の結婚観や親子関係も丁寧に描かれていて、この前NHKで取り上げられていた子供仕事の実態はシューカイ演じる引きこもり男そのままで驚いてしまいました。

エリートでキャリア積んでいた息子が、仕事を失敗したり合わなかったりして辞めて、親の面倒を見る事を仕事にしている。そう言うのを子供仕事というそうです。

一人っ子政策で、一人の子供が親二人をみなければならない実態に即して、そう言う子供世代が増えているそう。

 

ドラマのシュー・カイ君演じる陽華はアメリカでめちゃくちゃ優秀な投資家だったけど、ある有名な事件で辞めて帰国して、引きこもって個人投資家をしてる。

当時儲けたお金で上海に一戸建てを買い親にプレゼントしているから、その優秀さは推して然るべし。小さくても上海で一戸建てを買うのはものすごくお金が入ります。エリートでも裕福な親の援助がなければ、自分名義のマンションを買うので精一杯です。

日本人の感覚だと、え?そんなにアメリカの投資会社って給料高いの?と思うかも知れませんが、

事実です。

私の姪はスタンフォードの大学院を出て、某世界一のコンサル会社に就職しましたが、3年後自由契約になり、年収6000万で再契約。何年か契約更新を重ねて世界中飛び回ってキャリア積んで、転職して日本に帰ってきましたが、もう一生分のお金は稼いで済んだのでやり甲斐とゆとりで転職先を決めています。

日本の会社とは桁違いの給料なんですよ。

 

相手役のヤン・ミー演じる秦施はやり手の離婚弁護士で、自分の名義のマンションを持ってますが、かなりの高給とりといえます。大体、皆賃貸ですから。

そう言うシチュエーションも細かく嘘がなく、よく出来たドラマです。

流石、ヤン・ミー主演と言いますか、脚本もよく出来ている。

30過ぎの干物女が、住んでいるマンションに契約結婚で、若い美青年が同居すると言う初期設定から、二人が徐々に惹かれあって今は本当に愛し合っている夫婦になっているのだけど、ここまでの過程がとても素敵なラブストーリーになってる。

干物女の部屋の散らかりっぷりもリアルで、せっせと掃除したり料理を作ったり、酔い潰れたら介抱してくれる優しい美青年。

しかも、この美青年、酔っ払うとポエマーになってどれだけ君のことが好きで愛しているかを熱く語ってくれる。

理想の年下彼氏だよね。

最初は陽華の方が好きになって、それから秦施もどんどん惹かれていくんだけど、その過程も説得力がある。しかも、専門分野では大変優秀で手助けしてくれる。お姫様抱っこにタキシードも見る人皆が目を奪われるかっこよさ。

そりゃそうだろう。

シュー・カイ君、中国のモデルコンクールで優勝した中国一のモデルから芸能界へ入った人。

 

そして、対するヤン・ミー。流石大女優。少女時代から変わらぬ美貌は神がかっています。

永遠の桃花のバイチェン上神の頃からこんなに美しい人が中国にはいるのだ!と驚嘆していました。ずっと映画やドラマに出続けているので、まだニキビとか出てた少女の頃とかも知ってますが、どの角度から見ても本当に美しい。

まっすぐで長くて細い足にも目が奪われます。一緒に視聴している夫が、中国の女優さんは皆足が綺麗だなぁと。いやいや、ヤン・ミーは特別だから。

いつもは女神みたいにゴージャス美女でも家ではブカブカのシャツ着たりして、可愛く甘えてくる。この甘えっぷりが、少女時代のあどけない顔が見え隠れしてて、年上とわかっていても可愛いなと男なら皆思うだろう。

弁護士事務所の上司が、あなたの一番の長所は?と聞いたら「美貌?」とすぐ答えるセリフも全然不自然じゃない納得のセリフ。

自覚ありすぎるよね。こんな顔だったら、そこ言わなかったら、かえって嫌味。

 

方や、陽華も、陽華が就職した銀行の女子社員達が、いつも目で追うので

「何故、彼女達は俺の方ばかり見ているのだ?」と本気で聞くシーンがあるが、

こんな男性社員が会社にいたら目が釘づけになるの、当たり前じゃん、とすぐ突っ込みましたよ。

仕事は出来るのに恋には不器用な二人が、今、最高に愛し合っています。

今日の陽華の秦施の胸に顔を埋めて泣くシーン、秀逸でした。これを可愛いと思わない女がいるだろうか?いないよね?

シュー・カイ君は、時代劇が殆どの印象だけど、私は現代物の方が、ずっとカッコよくて魅力的だと思います。普段の素顔が見える様で可愛いさ爆裂です。時代劇だとカツラで補正とかあるけど、シュー・カイ君は生え際も頭の形も素顔の方がずっと綺麗。スタイルも古装で隠さなくても元々の手足の長さが半端ない。

 

そして、ちょっとした表情で色々な感情を表現出来ていて、こんなに演技が上手いとは思わなかったです。

くるもの拒まずで、どんなドラマも引き受けている感がありますが、中にはカッコ良いだけの駄作もあるので、これからはこう言う演技力も評価されるドラマにオファーが来る様になって欲しいです。

 

主演の二人がその美貌で周りを薙ぎ倒す様を見たい方は、是非一度見て欲しい。

時々、そう言うシーンがあって、その説得力に感嘆するから。