星漢燦爛 49話50話 明かされる真実

程少商が凛不疑(ズーション)を救い出すところはあっぱれでしたね!

お姫様を救い出す王子様でしたね!

崖落ちまで息も出来ない緊張感。

素晴らしいシーンでした。

 

でも実のところ、崖が見えた瞬間、助かるなと思った私。

中国ドラマ見過ぎて、崖落ち🟰死なない、とすぐなるのが悔やまれる。

でも、流石に傑作ドラマらしく、あり得る形に脚本が作られていて良かったです。

中国ドラマの大体の崖落ちは絶対に死ぬ筈の高さなのに、かすり傷で生還しますから。

道の先が崖。

どんだけ崖だらけなんじゃ!

これには出てこないけど、やたら洞窟も多いよね。

 

崖のあるところには、少なくとも手すりや柵作るべきじゃ無いの?

「この先、危険」とかの立て札とかさあ。

などと要らぬ方面へ思考が飛びますから、崖は禁止にして欲しいです。

 

ま、主役二人の名演と早い展開で感動も損なわれずに話は進みます。

陛下の御前で、まずは少商の口から凛不疑の本当はフオ無傷と明らかにされます。

そして、生還した子晟の口からも真実が語られます。

 

 

第三皇子と子晟は実は幼い頃からの盟友でした。

そうだと思ったよ。陰ながら、何かと第三皇子が助けてたもんね。

 

それに比べて、太子のこの恩知らずめ!

 

虎符の件は太子のせいだろうが!

庇う発言もせず、見て見ぬ振りか。

そもそも凛益に言われるままに動いて子晟に訳も聞かぬとは。

きっと利用されたのにも気づいていないのだろうけど、ここまで頭が回らないとは情けな過ぎる。

 

また、左兄弟の大臣の方も将軍の方も、誰の目にも明らかな子晟憎しで動いているのを指摘されたりして、ちょっと不味いぞとは思わんのかな。

少なくとも凛益が父親では無かったと言う少商の発言を聞いた瞬間に、方向転換すべきだよね。

まして子晟がフオ将軍の遺児だとしたら、そもそも子晟の親代わりの皇帝の怒りが自分達に来るのを読める筈。馬鹿だよねぇ。左将軍も捉えられたしいずれ天罰下りそうです。

 

さてさて、生き延びた子晟ことフオ無傷と少商の二人の行く末ですが、もうこれは時間に任せるしか無いですよね。

 

この、少商の私はやれることは全て命懸けでやったぞと言う、やり切った感には少商の怒りがどれ程のものかが伺い知れます。

第三皇子に私は一人でも生きていける女と言い放つ少商。カッコいい!

私が第三皇子なら惚れてまうやろ。出来る男は出来る女に弱い。

 

 

 

私、物凄く怒った時は、一見冷静でしかも凄く仕事をテキパキとフル回転でこなす癖があります。

そう言う時は例えば溜まっていた家事も猛スピードでこなすので、家の中がどこの家?と思うぐらい磨きあげられます。

その間、家族は怖くて近寄れないぐらいです。

 

少商は程家と少商を救う為一人で罪を背負い道連れにしてくれなかった子晟に、めちゃくちゃ怒ってますし、それを皆が気づいていますね。

家族、第三皇子、皇后。

家族はもちろん一番に一緒になって怒ってます。

この一心同体感、素晴らしいです。

 

これを少商は子晟に求めているのですよ。

 

こちらは一心同体で心を捧げてきたのに、子晟は一心では無かったでしょうと。

色々な策謀巡らせて色々な顔も持ってて。

 

向こうからはっきりと縁を切られたのでもう一度結び直す努力をし直してくれないと、もう縁は切れたままでしょう。

 

子晟、自分が間違っていた、悪かったと謝って、やはり一緒になれないなら死ぬとか駄々こねて無理を言って甘え倒すんだ。

そうしたら怒りもだんだん冷めて、許してくれるだろう。許してもらえるとは思ってないなどと言っちゃダメ。

カッコつけて男の美学だの責任だのに振り回されてはダメ。

そんなの女にはなんの値打ちもないからね。

程パパや文帝を見習え。

外では立派だけど、内では可愛げがあり、自分にだけは弱みを見せて甘えてくる男が女は皆好きなのよ。

子晟には出来そうもない芸当なので、時間がかかりそうですね。

御所で生死の境を彷徨う子晟。こちらの痛々しく胸も潰れる気がしました。頑なに会おうとはしない少商。見たら絶対になりふり構わず縋り付いて矜持も何も無くしてしまうのが分かっているから。

治療を受けながらの陛下と重臣たちの前でこれまでの真実を告白する子晟。

傷ましく儚げな美しさでした。その凄惨な人生に思いを馳せ、皆圧倒されていましたね。

どう言う裁きを文帝は下すのでしょうか。

15年も一人で闇を抱えて来た子晟ですが、陛下にしてももっと信頼して本当の名を打ち明けて欲しかったに違いありません。そう言う意味では少商の気持ちも分かると思います。

また来週が待ち遠しいです。