なんだか気になって眠れないのよね。
小夭が赤辰の娘なのでは?という疑惑が濃くなって来ました。
第一回で、小夭のお母さんが出征する時、ソウゲンに小夭はあなたとは少し違うから、守ってあげてと頼んだセリフがありました。
この少し違うってところ、
立場が違うなら立場と言うだろうし、性別なら、女だからというところです。
躊躇うように言葉を濁して言っています。
小夭の父親がもし、赤辰だったら?
赤辰って大魔王みたいな通り名が付いてましたよね。魔族なの?
お母さん、赤辰と相討ちで死んでますよね?
心中ぽくないですか?
赤辰の方が絶対強いだろうけど、相討ちでお母さんに殺させたっぽいですよね。
原作にはそこんところ、どうなってるのかしら?
もし、神族でなく、魔族や妖族なら、
小夭は神族と魔族のハーフ?
小夭は蠱虫を妖族の女から助けたお礼にもらって
長い年月をかけて育てたと言っていました。
呪術にたけた術師でも中々小夭が育てた蠱の様な高度な術は作れないと言われています。
身を守る為とは言いながら、毒薬使いの名手でもあります。
小夭は高かった霊力が今はとても弱くなっていますが、蠱を育てたり毒を扱えるのは神力ではなく、持って生まれたその他の能力かもです。
情蠱をソウゲンから取り戻し、相柳に移し替えますが、完璧に相柳に入れる事が出来ます。
最初に入れようとして失敗したのは情愛ではなく仕返しで痛い目に合わせたいという心がダメだったけど、二回目には二人とも納得して入れたから
親和性が高く、お互いに情があったから、育てた胡桃の殻も消失します。
また、小夭の血が謎なのですよね。回復させる力がある特別な血。
何なのでしょう。
もしかして、ハーフの血にはそういう効能があったりして。
もし、小夭がハーフなら、相柳にも少しはめがあるのかも。
父方では同じ陣営だし。
相柳は小六だから、好きになったんですよね。
だから、コウレイ国に行ってるけど、用事が終わったら、清水鎮に帰ってくると思ってたとおもいます。そして、二人で空を飛んだり海の中散歩したり、千年変わらない美しい景色を小夭となら、一緒に見て行けると思ってたんですよね。
足の骨を折られてたとき、助けに竜骨獄に行きますが、小夭が大丈夫と言ってるし、なんか用事を済ませるみたいな事も言ったし、腰巾着の十七もいたしで、大丈夫だろうと、清水鎮で待っていたと思うのです。
それが、コウレイ国の大王姫でした〜女に戻りました〜おしゃれもして狐と恋愛ごっこしてます〜
よく、殺されなかったよね?
天涯孤独です〜帰る家も家族もいません
大嘘じゃ無いか?
いや、あの時はそうだったんだよというのはわかる。でも、敵陣営のパルチザンの軍師に情蠱をいれさすことはないんじゃ無いか?
それとなく、軍師辞めろよと言ったりしてたから、立場的に仲良くするのはまずいと思ってた筈。
相柳と恋愛出来ないのなら、情蠱取り出して解放してあげろよ。
恋愛相手の塗山景にでもうつせよ。
あ、でもあの胡桃がないと出来ないのかな?
それより何より、相柳が本命だから完全にリンクしちゃってるんだよね。
女に戻って遅れてきた思春期を始めたばかりで、まだまだ中学生レベルの恋愛観な小夭。
耳年増だが、実践はまだまだ。
いっぱい着飾っておしゃれしたい。
普通の娘がやってる事、皆してみたい。
こういう段階なんだよね、小夭は。
自分の事を好きと言ってくれて恋愛仕掛けてくれる金持ちで優しいイケメン。
そりゃ楽しいと思います。現在、女の子も、かつて女の子だった人も、異性に特別な目で見られて賞賛される喜びは格別なものだと、知っています。
異性から追いかけられるのは自分の女としての魅力を確認できる事なので、自己肯定感が爆上がりです。
小夭の様に自己肯定感が低い人にとって、初めての告白は相手が誰であろうと嬉しいものです。
相柳ははっきり好きだとか言わないからね。
自己肯定感の低い人は、はっきり言ってくれないと、勘違いしちゃいけないと常に思っているから、言葉ではっきりと好きとか愛してるとか言ってくれないと駄目なのよ。
相柳は好きなのに殺すぞとか死にたいのかとか言っちゃうタイプ。
その点、塗山景は甘い言葉はいくらでも言ってくれる。
でもね、自分から求めたものでは無いので、本当の恋じゃ無いのよ。
モテる女の子は自分から好きになる前に相手から告白されるから、別に嫌じゃなく好意があるからと付き合ったりするけど、恋してるわけじゃ無いので確信がもてない。
恋を知らぬまま、半年ごとに相手を変えたりする。次々に告白してくるから相手に困らないのです。こういう人、います。
だから、狐に去られてもさほど辛くは無い、失望するだけ。自分から追い縋ったりはしないでしょう。
でも、怒った相柳から捨てられそうになったら、慌てて引き戻そうと袖を引っ張ったり、あなたのために毒作ったよとか、必死に名を呼んで呼び戻そうと叫んだりする。
本当に情の無い相手なら、縁を切られそうになってもこれ幸いと言い訳もせずに、突き放したと思います。
だって、立場的に乙女の夢に入れちゃまずい人でしょう。
本当に困った小娘です。
これからソウゲンにしても、塗山景にしても側室とか何人も持ってもおかしく無い立場の男性ですが、今もこれからも本当にたった一つの心を捧げてくれたのは、相柳だけなのが分かっていない。
でも、ここで、小夭が神族以外の魔族や妖族とのハーフなら?
お互いに全てを捨てて、相柳と山や海で一緒に月を見ながら放浪すると言う人生もあり得るんじゃ無いかな?
でも、無くした人を忘れることができないでずっと思い続けるという話の様だから、そんなハッピーエンドは無いだろうと思うので辛いです。
儚げな相柳の美貌が海や空に溶けて行って消えてしまいそう。
そう思うと、また眠れなくなりそう。
私の夢にはいくらでも入ってきても良いので、辛い胸の内聞かせてください。